あの犬この猫そこの馬

自然を基調に、エソラゴトをのんびり考えていく

色のいろいろ

雪が降り、葉っぱの色素を抽出した日

もう数年前のことだというのだから、時間の流れは信じられない。 冬の、生物の実験だった。 夕方6時から始まる授業だったため、この科目を選んでいる生徒は少なかった。 総勢6人の小さなクラスだったのだ。 ほうれん草の葉をすりつぶして、それぞれの色素を…

二度会うのは青いトンボ

綺麗、を多用しすぎるとそこに込めたい言葉の重みがなくなってしまう気がするのだけど、 私の絶望的な語彙の中では他に言い表しようがないので、やっぱり「綺麗」と言うことにする。 生き物、とりわけ昆虫のもつ青色は、目に毒なほど深く鮮やかで、その上、…

青い貝殻と海に生きる心

「これは全部ムール貝の殻」 この圧倒的な青さはなんだと何個か拾って見せたらそう教えられた。 たった一種類の貝殻が浜辺を覆い尽くしている。 きめ細かい砂浜も、こういうザラザラゴロゴロした濃い色の浜辺も、ひっくるめて海はいいものだ、と心から言えた…

夢うつつは試験官の色彩

なんの実験だったか、あまりよく覚えていない。 たしか、牛乳、豆乳、スキムミルク、低脂肪乳なんかを、試薬を使って特定するとかいう課題だった気がする。 数年前の生物基礎の授業だった。 これだけ綺麗な結果が出ていながら、5種類中3つは当てられなかっ…