あの犬この猫そこの馬

自然を基調に、エソラゴトをのんびり考えていく

野生動物

二度会うのは青いトンボ

綺麗、を多用しすぎるとそこに込めたい言葉の重みがなくなってしまう気がするのだけど、 私の絶望的な語彙の中では他に言い表しようがないので、やっぱり「綺麗」と言うことにする。 生き物、とりわけ昆虫のもつ青色は、目に毒なほど深く鮮やかで、その上、…

雨上がりに帰路につくものたち

足で踏みつけそうになってギョッとしたあと、慌てて道の端に避けた。 2匹のカタツムリだ。 その意味するところは、この歩道にいるカタツムリの数は計り知れない、ということだったりしそうで怖い。 その時は2匹しか見当たらなかったので、安心して観察できた…

アザラシは甲板で待ちわびる

ほんの少し疲れた気がして、脱力気味のときは、そのダルっとした感じのまま(場所が許せば姿勢を崩したりして)なにかゆるく癒しを求めると、ちょっと活力が戻ってくる。ことがある。 アザラシの"ゆるさ"は、そういうときの心によく染みわたる。 彼らの性格…

森のなか、鹿の骨から飛びだす連想話

鹿の骨を見つけたと言って、知人がその場所へ連れて行ってくれた。 今回はその話。 今になって、角の生え際がないので、これはきっと雌鹿だったのだと気づいた。 寿命だったのか、病気だったのか、誰かに狩られたのか。もしかしたら冬を越せなかったのかもし…

双眼鏡越しの野うさぎ

2年前は全く見かけなかったのに、この春になってから野うさぎの多さに圧倒されている。 少し野に近い場所に踏み込めば、2、3羽がすぐ視界に入ってくる。聞くところによると、近年とくに増殖しているらしい。 これまであまり関わったことがない分、ウサギへの…

観察する仔フクロウ

もう一カ月くらい前の話だけれど。 近所のちょっとした雑木林の散歩道脇にフクロウの巣穴があった。 知人にその場所を教えてもらって以来、そこに行くたびに、木のうろから身を乗り出しているヒナと目が合う。 Great Horned Owl (和名: アメリカワシミミズク…

ハチドリの迎える翌朝

ハチドリが枝の先にとまっていた。 私が写真を撮る余裕があったくらい、同じ場所にとどまっているのを見るのは珍しい気がする。普段は「あっち!そっち!いや違うこっちだ!次!」とばかりに飛び回っているから、慌ててカメラを取り出したときにはもう遅い。…

ナメクジが心を反射する

一週間前、4匹の黄色いナメクジに出会った。 あの風貌が私はどうしても苦手だ。 新緑がつくる影の下、そして腐葉の広がる土の上。ナメクジのような湿度が命を左右する生き物にとっては、うってつけの住処だったのだろう。 そこに文句はない。 彼らは森の掃…