あの犬この猫そこの馬

自然を基調に、エソラゴトをのんびり考えていく

厄介な怠慢にはヒノキゴケを少々

水平に伸びた太い枝の上。

はじめは、灰色のぽこぽこしたものが何か、よくわからなかった。

石か、キノコか、はたまた新種の生物か。

 

f:id:sen24:20180708093901j:plain

 

指で触ってみれば、硬く、少し爪を立ててみれば、やんわりと食い込んだ。

なんのことはない、ただの木のコブだった。

 

その枝に、コケが共生しているのはわかる。

窪みに土と、何かのタネと、枯れた松の葉がのっかっているのも見える。

 

けれど、なんという種類のコケが、なぜその木を選んだのかは皆目見当もつかない。

ただの枝に、どうしてコブのようなものができるのかも知らない。

そういう病気なのか、その木の栄養の貯め方なのか、それとも全く別の理由か。

 

知らないのは罪ではない。

知ろうとしないのも咎められるべきことではない。

世の中には一生を使っても足りないほどの知識に溢れている。

 

だけど、知りたいと思っておきながら、目の前の快楽にかまけて後回しにしつづけるのは恐ろしい。

それを平然とやっている自分が恐ろしい。

絶対に来ない「いつか」を未来の自分自身に託して、今は何もしないのだ。

これを怠慢と呼ぶのだろうか。

 

 

過ぎてしまった時間は仕方がない。どうしようもない。

まずは、コケの名前から。

名前が与えられれば、そこから先につながるだろう。

ということで、これはたぶん、ヒノキゴケ。

「イタチのシッポ」とも呼ばれ、森林に自生するらしい。

次は木のコブを調べねば。